確かに「投資」って、特に初心者にとっては敷居が高くて難しそうなイメージがありますよね!
でも、安心してください。投資初心者でもリスクを抑えながら始められる方法があります。
・・・それは「ドルコスト平均法」です。これを使えば、投資初心者でも無理なく始められるんですよ。
この記事では、投資初心者におすすめの「ドルコスト平均法」について楽しく一緒に学んでいきましょう!この方法を活用して、リスクを分散しながら資産を増やしていく方法を理解しましょう。
ドルコスト平均法とは?わかりやすく説明!
ドルコスト平均法は、「dollar cost averaging」という言葉に由来しています。
米国の通貨$(ドル)をイメージするかもしれませんが、ここでの「dollar=お金」という意味なので、「お金のコストを平均化する」ということになります。
「ドルコスト平均法」を簡単に説明すると、好きなアイスクリームを毎月決まった金額で買うイメージです。
例えば、毎月1000円分のアイスを買うとします。
でも、アイスの値段は季節や店によって少しずつ変わりますよね?高い時もあれば、安い時もあります。
ドルコスト平均法も同じように、投資を一定の金額で定期的に行います。株でも投資信託であっても「毎月決まった日に決まった金額を投資する」だけ!
これを続けることで、結果的に買い付け価格が平均化されて、高値づかみを避けられるんです。
ドルコスト平均法のシミュレーション効果
毎月1万円を使って、株価が変動する株を6ヶ月間にわたって定期的に購入した場合、以下のような結果になります。これはドルコスト平均法を使った投資信託などでよく見られるケースです。
月 | 株価 | 購入株数 | 購入金額 |
---|---|---|---|
1ヶ月目 | 100円 | 100株 | 1万円 |
2ヶ月目 | 120円 | 83株 | 1万円 |
3ヶ月目 | 80円 | 125株 | 1万円 |
4ヶ月目 | 90円 | 111株 | 1万円 |
5ヶ月目 | 110円 | 91株 | 1万円 |
6ヶ月目 | 100円 | 100株 | 1万円 |
合計 | – | 610株 | 6万円 |
平均購入価格: 6万円 ÷ 610株 = 約98円
もし最初の1ヶ月目に全額投資していた場合は、100円で600株を購入することになりますが、ドルコスト平均法を使うことで、結果的に平均購入価格を下げることができました。
ドルコスト平均法のメリットと安心できる理由
じゃあ、なぜこの方法がいいのか気になりますよね。
私、投資はしたいけど、絶対損はしたくない派なのよね〜。
実は、投資のタイミングを計るのってすごく難しいんです。上がるか下がるかなんて、プロでも予測がつかないことが多いんですよ。
でも、ドルコスト平均法を使うと、その「いつ買えばいいの?」という悩みがなくなります。
値段が高いときは少ししか買えないけど、安いときにはたくさん買えるので、結果的に損しにくい仕組みなんです。
たとえば、100円で買える株が月によって80円になったり120円になったりすることがあります。
でも、毎月一定額(例えば1万円)を投資し続けると、結果的に「ちょうど良い平均価格」で買い続けられるんですね。
ドルコスト平均法のやり方・始め方
では、実際にドルコスト平均法を始めるために、具体的にどうすればいいのかをお話しします。
「なんとなく良さそうだけど、どうやってやるの?」と思っているなら、これを読めばスッキリ解決です!さっそく見ていきましょう。
毎月の投資額を決める
まず最初にやることは、毎月の積立投資額を決めることです。これは、無理のない範囲で設定するのがポイントです。ドルコスト平均法で投資を始める場合、毎月の積立額が重要なポイントとなります。
例えば、毎月のおこづかいから少しずつ投資するなら「月に1万円」とか、家計に余裕があるなら「月に3万円」など、自分の生活に影響が出ない金額を選びましょう。
ここで大事なのは「継続できる額」にすること。無理なく続けられる金額で、コツコツと投資を積み重ねていくことが、ドルコスト平均法の成功のカギです。
投資する商品を選ぶ
次に、どの商品に投資するかを決めます。ドルコスト平均法は、基本的にどんな商品でも使える方法ですが、投資信託やETF(上場投資信託)が特に人気です。
参照:楽天証券 投資信託 *1
上記は楽天証券の投資信託商品です。人気のS&P500(米国株式)やオルカン(全世界株式)も投資信託に該当します。
これらは、少額からでも始められ、分散投資もできるので、リスクを抑えたいと思う場合にピッタリです!
例えば「毎月1万円を世界株式の投資信託に投資する」と決めれば、あとはその通りに続けていくだけ。
初めて投資する場合は、リスク分散が効くように、広く市場に投資する商品「インデックスファンド」を選ぶと安心です。
投資のスケジュールを設定する
次に、具体的な投資のスケジュールを決めます。ドルコスト平均法では、毎月決まった日に、決まった金額を投資します。
「毎月1日に1万円を投資する」といった具合に、自分でスケジュールを設定しましょう。
最近では、自動積立機能を使えば、このスケジュールを設定してしまえば、あとは自動で投資が行われます。これなら、忙しい方でも忘れることなく、確実に投資を続けられますね。
あとは続けるだけ!
ここまで来たら、あとはその設定を守ってコツコツと続けるだけです。株価が上がったり下がったりするたびに「わっ、どうしよう…」と悩む必要はありません。
最初に決めたルール通りに淡々と投資を続けていきましょう。
大切なのは「継続すること」。ドルコスト平均法の効果は、長期的に見てこそ発揮されるものです。ですから、短期間で結果を求めず、じっくりと時間をかけて取り組んでくださいね。
ぜひ、今日から少しずつでも始めてみてくださいね。未来の自分に、素敵なプレゼントを贈る感覚で、楽しく投資を続けていきましょう!
ドルコスト平均法のメリットとデメリット
ドルコスト平均法の「メリット」と「デメリット」について、わかりやすくお話しします。
投資の方法として人気のドルコスト平均法ですが、メリットだけでなく、デメリットも知っておくことが大切です。それでは、さっそく見ていきましょう!
ドルコスト平均法のメリット
まずはメリットから見ていきましょう!
メリット①:投資のタイミングを気にしなくていい!
ドルコスト平均法の最大のメリットは、投資のタイミングを気にしなくていいことです。
投資って「今が買い時かな?」「待った方がいいかな?」と迷ってしまうことが多いんです。でも、ドルコスト平均法なら、毎月同じ日に同じ金額を投資するだけなので、そんな心配がいりません。
たとえば、毎月5日に1万円を投資する、と決めておけば、あとはその通りに続けるだけ。
これなら、相場の上下に一喜一憂する必要がありません。忙しい人や、投資にあまり時間をかけたくない人にもピッタリです。
メリット②:リスクを分散できる
もう一つの大きなメリットは、リスクを分散できることです。
投資の世界では「一度に大きなお金を投資するよりも、少しずつ分けて投資した方がリスクが低くなる」とよく言われます。
ドルコスト平均法は、まさにこの考え方に基づいています。
値段が高い時には少ししか買わず、安い時にはたくさん買えるので、結果として購入価格が平均化され、リスクが抑えられるんです。
これにより「全部高い時に買ってしまった…」という心配が少なくなります。
ドルコスト平均法のデメリット
さて、ここからはデメリットについても触れてみましょう。
デメリット①:大きなリターンを逃す可能性も
ドルコスト平均法は安全性が高い方法ですが、その分、大きなリターンを逃す可能性もあります。
たとえば、コツコツ積立をしていた1株1000円の株が急に1500円に跳ね上がった場合、1000円の時に大量買いしておけばよかった・・・と思うこともあるでしょう。
その場合だと、ドルコスト平均法は一定金額を買っていくため、大きな利益は望めません。
そのため、長期的にコツコツ続けることを重視する人には向いていますが、「今すぐ大きく増やしたい!」という人には少し物足りないかもしれません。
デメリット②:手数料がかかる場合がある
もう一つのデメリットは、証券会社によっては購入時の手数料がかかることです。
毎月投資するたびに手数料がかかる商品もあるので、手数料が積み重なると、思ったよりもコストがかかってしまうことがあります。
特に、少額ずつ投資する場合は、手数料の割合が大きくなることもあるので注意が必要です。
これを避けるためには、手数料が低い商品を選んだり、売買手数料が無料の投資サービスを利用するのがポイントです。
ドルコスト平均法の効果を数字で見てみよう!
では、ドルコスト平均法が実際にどれくらい効果があるのかを、具体的な数字を使って見てみましょう。
数字で見ると、そのメリットがさらに実感しやすくなりますよ。投資初心者さんでも、「これならやってみたい!」と思えるように、わかりやすく解説していきますね。
シナリオ①:株価が上下する場合
まず、株価が上がったり下がったりする場合を考えてみましょう。例えば、ある株式を毎月1万円ずつ、6ヶ月間にわたって投資したとします。
月 | 株価 | 購入株数 | 購入金額 |
---|---|---|---|
1ヶ月目 | 100円 | 100株 | 1万円 |
2ヶ月目 | 120円 | 83株 | 1万円 |
3ヶ月目 | 80円 | 125株 | 1万円 |
4ヶ月目 | 90円 | 111株 | 1万円 |
5ヶ月目 | 110円 | 91株 | 1万円 |
6ヶ月目 | 100円 | 100株 | 1万円 |
合計 | – | 600株 | 6万円 |
合計で、6万円投資して、600株を購入できました。ここで注目してほしいのは、平均購入価格です。
投資総額:6万円
購入株数:600株
平均購入価格:6万円 ÷ 600株 = 100円
このように、株価が上下しても、ドルコスト平均法を使うことで、結果的に100円という平均的な価格で購入することができました。
もし、一度に6万円を使って100円の時に全て購入していたら、同じ600株ですが、値動きのリスクを負ってしまうことになります。
でも、ずーっと株価が上がる場合ってどうなるの?
では、次に株価が上がり続けた場合も見てみましょう!
シナリオ②:株価が一貫して上昇する場合
次に、株価が徐々に上昇していく場合を見てみましょう。今度は、株価が少しずつ上がっていくシナリオを考えてみます。
月 | 株価 | 購入株数 | 購入金額 |
---|---|---|---|
1ヶ月目 | 80円 | 125株 | 1万円 |
2ヶ月目 | 90円 | 111株 | 1万円 |
3ヶ月目 | 100円 | 100株 | 1万円 |
4ヶ月目 | 110円 | 91株 | 1万円 |
5ヶ月目 | 120円 | 83株 | 1万円 |
6ヶ月目 | 130円 | 76株 | 1万円 |
合計 | – | 586株 | 6万円 |
この場合も、同じく6万円を投資して合計586株を購入しました。ここでの平均購入価格はどうでしょうか?
投資総額:6万円
購入株数:586株
平均購入価格:6万円 ÷ 586株 = 約102円
株価が一貫して上昇していく中でドルコスト平均法を使うと、平均購入価格は102円となります。
一度に全額投資していた場合に比べると、少しだけ高くなるかもしれませんが、価格の上昇に沿ってリスクを抑えながら投資できることがわかります。
シナリオ③:株価が一貫して下落する場合
最後に、株価が下がり続ける場合です。株価が下がると不安になるかもしれませんが、ドルコスト平均法の強みが発揮されます。
月 | 株価 | 購入株数 | 購入金額 |
---|---|---|---|
1ヶ月目 | 130円 | 76株 | 1万円 |
2ヶ月目 | 120円 | 83株 | 1万円 |
3ヶ月目 | 110円 | 91株 | 1万円 |
4ヶ月目 | 100円 | 100株 | 1万円 |
5ヶ月目 | 90円 | 111株 | 1万円 |
6ヶ月目 | 80円 | 125株 | 1万円 |
合計 | – | 586株 | 6万円 |
この場合も、同じ6万円を投資して合計586株を購入しました。平均購入価格を見てみましょう。
投資総額:6万円
購入株数:586株
平均購入価格:6万円 ÷ 586株 = 約102円
株価が下がっている時でも、ドルコスト平均法なら少しずつ安く買い増しできるので、リスクを分散しながら、将来の値上がりを待つことができます。
まとめ:ドルコスト平均法で安心の投資を
このように、ドルコスト平均法は株価が上下しても、平均購入価格をうまく調整してくれる効果があります。数字で見ると、その強みがよりはっきりと分かりますよね。
一度に全額を投資するリスクを避けたいなら、ドルコスト平均法はとても有効な手法です。
初心者であればまずは少額から、コツコツとドルコスト平均法を使って投資を始めてみるのが、リアルで最も良い体験ができると思います!
時間をかけてじっくりと、未来の自分に投資してみましょう!
初心者でもできる!まずは少額から始めてみよう
投資を始めるとき、誰もが感じる不安や疑問。「本当にうまくいくのかな?」「損をしたらどうしよう…」と考えるのは自然なことです。
でも、ドルコスト平均法なら、その不安を少し和らげることができるかもしれません。なぜなら、この方法はリスクを分散しながら、無理なく続けられるからです。
まずは少額から積立投資を始めてみるのが一番のポイント。毎月のコーヒー代やお菓子代を少しずつ積み立てる感覚で、ドルコスト平均法を活用して投資をスタートしてみてください。
投資額が少なくても、コツコツと続けていけば、将来の自分に対して大きな贈り物になる可能性があります。
重要なのは、始めることと続けること。完璧なタイミングや大きな資金を用意する必要はありません。まずは少しずつ、無理のない範囲で積み重ねていくことが、成功への第一歩です。
今日からできる一歩を踏み出して、未来の自分に投資してみましょう。小さな一歩でも、続けることで大きな成果に繋がるはずです。
あなたのペースで、ゆっくりと確実に進んでいってくださいね。